YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

金の亡者と倹約家は本当に違うのか

リベ大の説明では金の亡者と倹約家は大きく違うことになっていますが、本当にそうでしょうか。

【あなたはどっち?】金の亡者と倹約家の決定的な3つの違い(リベラルアーツ大学)
によると、金の亡者と倹約家の3つの違いは、

違い①:お金を手に入れる目的
・金の亡者は、お金を手に入れることそのものが目的
・倹約家にとってお金は、自分のありたい姿・目指す生活を実現するためのツール

違い②:人生の優先順位
・金の亡者は、とにかくお金が最優先
 お金を「使う力」が極端に欠如していて
 お金を手に入れられると上機嫌になり
 お金を失うことを極度に嫌がり
 お金を失うと取り乱します
・倹約家は、お金が大切なことは知っていますが、一番大切だとは考えていません。
 なぜなら、お金以外にも大切なものがあることを知っているからです。
 お金を「貯める力」と「使う力」のバランスや質が非常に良いので、お金をコントロールできます。

違い③:人間関係
・金の亡者は、お金の力を見せつけて、上下関係を作る。
 極端に言うと「カネのある自分は偉い!自分よりカネのないお前はゴミ!」のような思想を持っています。
 お金だけで人を判断してしまう
 自分のカネを人のために使うことはない
・倹約家は、お金に惑わされず、自分と他人で競争関係になることもありません。
 自分や周りの人と「豊かな時間を過ごすため」のお金の使い方を選択することができます。


倹約家はこうあるべきだ、金の亡者とは決定的に違っている、という考え方はわかりますが、本当に実践できているでしょうか。

頭では理解していても、行動が伴っていないと思います。
ちゃんとお金を使えているでしょうか。
お金を使うことを恐れていないでしょうか。
資産額が大きいほど、その人の価値が高いと思っていないでしょうか。


若者は貯めるフェーズにいるので、金の亡者のような生き方でも、自分を倹約家だ、将来のために資産形成しているのだ、と主張できます。

これが彼らが歳を取って使うフェーズに入るとボロが出ます。

貯金が減るから結婚しない、子供を作らない、家を買わない、これしか貯められなかった自分はレベルが低いと自分を卑下する、というのは金の亡者ではないのでしょうか。

DIE WITH ZEROの著者は大金持ちで、彼は40代から使い始めよと主張しています。
資産額が多いほど、使い始めるべき年齢が早まります。
そうしないと使い切れないからです。
倹約で資産を大きく積み上げた人たちは、40代から使い始める決断ができるでしょうか。

若いうちから倹約を徹底し、極めていくうちにいつのまにか金の亡者になっていて自分でも修正できない、ということにならないよう、注意すべきだと思います。