女性が結婚相手に望む理想の男性像の一つとして「4低」があります。
「低姿勢」 女性に対して威圧的な態度を取らない
「低依存」 家事や子育てを分担して妻に依存しない
「低リスク」 堅実な仕事に就きリストラに遭うリスクが少ない
「低燃費」 節約志向で浪費をしない
夢のあるイベントである結婚をこのような守りの戦略でとらえるのには疑問がありますが、これはまさに定年後に当てはまるのではないかと思います。例えば4低を再雇用社員の職場でのふるまい方に当てはめるとこうなります。
【低姿勢】
定年退職後に新しく職場に入ったという意識を持ち、立場をわきまえる。
【低依存】
ITツールを使いこなし、若い社員に頼らない。
別の仕事を持ち会社に依存しない。
【低リスク】
健康でいて、かつ今後も健康であり続けるような印象を与える。
会社にとって再雇用社員は特に健康上の不安があると思います。そんな不安を持たれないよう、健康でいて、かつ今後も健康であり続けるような印象を与える必要があります。
よく通院のため休みますと言う人がいます。現役時代なら休む言い訳として問題ありませんが、定年後にこれを言うと健康でない印象を与えてしまい、突然退職するリスクがあると思われてしまいます。そうならないよう、休みを取るときは計画的に有給休暇を取りますと言って、病院にも行くようにすべきだと思います。
【低燃費】
着実に今の仕事をこなし、かつ今後も世の中のトレンドについていける印象を与える。
派遣社員ならすべて一から教えなければなりませんが、再雇用社員なら製品・サービスの知識があり、社内ツールや人間関係も把握しているので教える必要がありません。
さらに自分で勉強して新しい知識をつけていくようにすれば教育コストもかかりません。
こう見ていくと一番難しいのが低姿勢かもしれません。意識の問題なのでこれさえ改善できれば、給料以上のパフォーマンスを発揮するのはさほど難しくないのではないでしょうか。