YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

あなたは定年後も輝きたいですか

 定年前の人を2種類のタイプを分けるとします。
 1.出世して周りにかつがれ、仕事中心の生活で家庭を軽んじてきた
 2.出世せず自分の役割を果たすのみだったが、趣味に一定の時間を使い家庭でも一定の役割を果たしてきた

 1.のタイプの人には2つの道があります。
 (1)役職定年の55歳あたりで会社をやめ、起業または別の企業に転職して輝き続ける。あるいはボランティアの代表になったりし、最後まで忙しく充実した人生を送る。
 (2)再雇用で65歳まで会社にとどまる。いままでの部下が上司となる毎日を10年間過ごす。その後はひっそりと生きる。

 (1)を目指す人は40代から準備して役職定年の55歳前後で計画通りに退職し、次の道に進むのが理想です。定年本はそれに対して早めに準備すべきと説きます。55歳から65歳までの10年間の生活費をどうひねり出すかという問題もあり、人によって大きく違ってきますし、うまくいくとは限りません。40代から50代前半は会社の仕事が一番忙しいときであり、その時期に起業準備ができるのか、転職活動ができるのか、仕事に身が入らないのではないかという問題もあります。

 (1)を夢見ながら、結局ほとんどは(2)に落ち着くことになるのでしょう。これも人によって大きく違ってきます。何の仕事をするか。地位に依存した調整役のような仕事をやっていた場合、役職がなくなれば存在価値がなくなる可能性があります。誰もやりたがらない雑用、若手がやりたがらない出世につながらない仕事を引き受けてその専門家になる方法が現実的であり、社内だけで通用すればいいのでハードルは低いです。どの場合も仕事内容と報酬に我慢できるかということになります。

 2.の人は再雇用一択でしょう。ずっと低空飛行できた分ハードルが低くなります。今までの延長で専門家として研さんを続ければよく、家庭も地域でも一定の居場所があったので、それを続ければいいでしょう。

 現役時代に輝いた人ほどハードルが高くなり、精神的につらくなり、逆にそうでない人のほうが楽で安定しているという、逆転現象が起こるのだと思います。